小さなお店・会社の「ブランディング」に役立つ本まとめ。基本的な考え方と手法、成功事例

自社・自店を広く認知してもらうためには、「この店(会社)はこういう店(会社)だ」とお客様に認識してもらえるような、具体的なイメージやコンセプト、理念を持つことが大切に。今回は、小さなお店・会社のブランディングに役立つ本をまとめてみました。

ブランディングの基本的な考え方を学べる本

ブランディングとはそもそも何なのか? 基本的な考え方を学べる本たちはこちら。

ブランディング・ファースト ――広告費をかける前に「ブランド」をつくる

小さなお店や会社こそ、ブランディングが武器になる? 本書は中小企業のブランディングの重要性を訴えつつ、ブランディングがもたらす効果や具体的な実践方法、成功のポイントを解説。お客様はもちろんのこと、自身やスタッフに及ぼす意外な効果についても触れています。

ちなみに、続編として出版された<メソッド編>では、さらに「実践で本当に使える内容」に踏み込み、具体的な手法をより丁寧に解説しています。

実務家ブランド論

ブランディングについていろいろ調べてみたけど、結局何をしていいかわからない……そんなときは、現実的な手法を教えてくれる本書が役立つかもしれません。こちらは、世界でさまざまに語られてきた「ブランド論」を日本企業向けに再構築し、実践できるようにとりまとめた一冊。ブランディングの具体的な手法、失敗例などをわかりやすく解説しています。

ブランディングの具体的な手法を学べる本

ブランディングのテクニックは多種多様であるため、自店・自社に馴染みやすい戦略を取り入れることが重要に。具体的な手法を解説している本たちは、こちら。

なぜウチより、あの店が知られているのか?: ちいさなお店のブランド学

料理やサービスを、自信を持って提供しているお店でも、それを知ってもらう機会がなくて悩む人も多いのでは? 本書は、SNS活用によってお店を知ってもらうための考え方とテクニックを解説。ブランディングをしっかりと行いつつ、周知する手法を紹介しています。人気店の事例インタビューも掲載アリ。

ストーリーブランディング100の法則

料理やサービスを高品質、かつ利用しやすい価格で提供している人気店は多くあります。そんなライバルたちと差別化を図り、集客するには、「ストーリー」が重要になるのかもしれません。本書は、モノやサービスを売るために必要なのは「人を惹きつけ、共感できるストーリー」であると提言。その会社や商品ならではの物語を作り、伝える「ストーリーブランディング」の手法を解説しています。

多様なブランディング実例を学べる本

繁盛店や人気企業はいったいどんなブランディングを行っているのでしょうか? 多様なブランディングの実例を学べる本たちは、こちら。

スタイル別ブランディングデザイン

何となくこんな店にしたい、こんなお客様に来てもらいたいというイメージがある場合は、似たコンセプトのブランディングを参考にするのも良いのではないでしょうか。本書は「ガーリー&スイート」「ナチュラル&ヘルシー」など、スタイル別に店舗や企業のブランディングデザインを紹介した一冊。186個もの実例を写真付きで解説しています。

強さを引き出すブランディング

たくさんの選択肢の中から自身のお店や商品を選んでもらうためには、どんなブランディングが必要になるのでしょうか? 本書は、人気企業や店舗のブランディング成功例とプロセスをたっぷりと紹介。ブランディングのポイントや制作者のコメントも掲載しています。新規ブランドだけでなく、既存ブランドのリニューアル実例も。

世界5大陸のフードショップブランディング

レストランやカフェ、キッチンカーなど、世界中の飲食店のブランディングを、たっぷりの写真とともに掲載した一冊。人気店の内装やショップカード、持ち帰り用の包装、オリジナルグッズなどのデザインを一気に見ることができます。

繁盛店・人気企業のブランディング戦略を学べる本

あの有名店や企業はどうブランディングを行っているのか? ブランディング戦略の成功例を学べる本たちはこちら。

スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?

長年高いブランド力を維持し続けている『スターバックス』。なぜ同店が強いブランドであり続けられるのか、本書はその秘訣を46のルールから紐解いていきます。ブランディングのポイントはもちろん、サービスの在り方、人材育成に対する考え方など、幅広いテーマで解説。

創業320年の鰹節専門店 「だし」再発見のブランド戦略

320年以上続く鰹節専門店「株式会社にんべん」。東京・日本橋『日本橋だし場』運営など、現在も日本のだし文化の中心的企業として高いブランド力を誇っています。江戸時代から現在に至るまで、移りゆく時代の中でどのように勝ち残ってきたのか? 長きにわたるブランド戦略の極意を、学ぶことができます。

ブランディングはふだんの営業に直結する業務ではないために、後回しにしたり、取り組まなくてもいいと考えたりする人も多いかもしれません。しかし、お店や会社のブランドをしっかりと作り、周囲にアピールしていくことは、売上や集客、顧客満足度アップにもつながるはず。

自店・自社に合うアイデアや考え方を情報収集しつつ、取り組んでみてはいかがでしょうか。

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