コロナ禍以降、大きく需要を伸ばした「テイクアウト」。アフターコロナの現代でも、テレワークや家飲みなどの浸透から、消費者にまだまだ人気を誇る業態と言えます。お店側も多様なテイクアウトメニューを提供するようになったほか、キッチンカーなども盛り上がりを見せており、これから参入を考える人も多いのではないでしょうか。
小さな規模で、自分たちらしく「テイクアウト専門店」を営むには、どんな考え方や準備が必要になるのか? 「テイクアウト専門店」の開業と経営に役立つ本をまとめてみました。
Contents
飲食店開業の基本を学べる本
「テイクアウト専門店」を開業するには、許可の申請や物件探し、外観・内観の施工、メニュー開発など、やるべきことがさまざまにあります。これらはWebでも情報を集めることができますが、「飲食店開業」を解説した書籍であれば情報が一冊にまとまっており、流れを把握しやすくなっています。
飲食店開業に関する書籍は、下記にまとめています。こちらが参考になるかもしれません。
また、テイクアウト専門店の場合は、キッチンカーでの開業を検討している方もいるのではないでしょうか。その場合は、下記の「キッチンカーの開業・経営に役立つ本」が参考になるかもしれません。
テイクアウト専門店の成功事例を学べる本
開業の基礎知識のほかに役立つのは、やはりすでに成功している店舗の実例。たくさんの繁盛店のアイデアがずらっと見られる本から、一つの店舗の成功の軌跡をじっくり学べる本まで、いくつかご紹介します。
飲食店人気のテイクアウト 評判35店に学ぶ味づくり・魅せ方・売れる工夫
テイクアウトで人気を博している35店に取材し、132点のテイクアウト商品を紹介。メニューアイデアやレシピ、提供方法、売るための工夫から、購買層や原価率などのリアルな販売事情も解説しています。巻末には、テイクアウト商品を売り込むためのポスティング戦略も掲載。商品開発から販促まで、さまざまな面で参考になる一冊となっています。
テイクアウトのデザインアイデア
人気のテイクアウト店の内装デザインやロゴ、ショップカード、パッケージデザインなどをたっぷりとまとめた一冊。カフェやレストラン、ドリンク専門店、ベーカリーと、実に多様な店舗のデザインアイデアを紹介しており、多ジャンルの飲食店に役立つ内容となっています。デザインそのものはもちろん、コンセプト作りにも◎。
史上最大のからあげ革命
テイクアウト専門店の中でも人気の高い「からあげ専門店」。本書は、大分・中津からスタートし、全国的に知名度を上げている『げんきや』が日本一に選ばれるまでのエピソードや経営哲学をまとめています。小さな店から始まり、世界進出を狙うまでに至った同店の熱い物語は、これから開業する方に勇気を与えてくれるはず。
テイクアウト専門店の「包装」について学べる本
イートインとの大きな違いは、お客様に持ち帰ってもらうための容器や包装が必要であること。どんな包み方をするかで店の個性を表現し、ブランディングすることも可能です。包装については、例えば、下記の書籍が参考になるのではないでしょうか。
フードを包む 基本からわかる150のラッピングアイディア+40のおいしいレシピ
テイクアウトに欠かせないのが、持ち帰り用の包装。専用の袋やボックスを作るなど、さまざまなやり方がありますが、本書はそんな食べ物の包み方に特化した一冊。ケーキやお菓子、ボトル、円柱型の缶など、多様な包装方法を紹介しています。飲食店向けではないものの、テイクアウト商品にも参考になるのでは。
テイクアウト専門店は、接客時間が短い、お客様が持ち帰った後の味や衛生面を気にする必要があるなど、イートインの飲食店とは異なる点も多くあります。業態ならではの注意点に気を配りつつ、多様なアイデアを参考にし、自分たちらしい店づくりを実践してみてはいかがでしょうか。
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