家族と、接待で、デートで、友人と、一人で……焼肉ほど多様な客層に溢れている業態は、なかなかないのではないでしょうか。コロナ禍を経て、少人数、お一人様需要も高まり、焼肉店の在り方もかなり幅が広がっている印象です。
まだまだ人気の焼肉店、これから開業・経営していくには、どんな知識や技術、ノウハウが必要になるのか? 焼肉店の開業と経営に役立つ本をまとめてみました。
Contents
焼肉業界について学べる本
焼肉業界を取り巻く情勢や多様な知識を学べる本は、こちら。
肉ビジネス 食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める肉の教養
「肉ビジネス」を幅広く扱う解説書。ビジネス視点で見る肉の世界から、食肉産業・流通の歴史、和牛にまつわる知識、海外需要に至るまで、多面的に「肉」を語り尽くしています。焼肉業界の現状と未来予測に関する解説も。
焼肉大学
多くの人気焼肉店も参考にしているという本書は、肉の各部位について、食べられるようになった成り立ち、美味しい調理法、食べ方を徹底解説した一冊。さらには焼肉のサイドメニューとして愛されるキムチ、鍋、スープ、おつまみ、麺やご飯ものについても一つひとつ詳細に記載し、焼肉メニューを幅広く網羅。
教養としてのブランド牛
今や一般的にもかなり浸透している「ブランド牛」。こだわりのブランド牛を扱う焼肉店も少なくありません。本書はそんなブランド牛の誕生・発展の歴史や種類、飼育方法、味わいの違い、海外からの評価などを、生産者の目線で解説。奥深いブランド牛の世界を学ぶことができます。
人気焼肉店の経営テクニックを学べる本
人気焼肉店の経営テクニックを学べる本は、こちら。
2.2坪の魔法
東京初の立ち焼肉店『六花界』。2.2坪しかない狭小店舗でありながら、10年以上にわたって人気を博し続けています(2021年発刊当時、12周年)。本書では、そんな同店がどのようにして生まれ、進化していったのか、その経営哲学や戦略を知ることができます。また、ユニークなコンセプトで次々と展開された系列店についても解説。料理人としての在り方やコロナ禍での挑戦についても語られており、読み応え満載の一冊です。
焼肉一代 叙々苑
焼き肉の名店『叙々苑』の会長による、繁盛の法則、経営の心得。どのように焼肉業界に飛び込み、進化していったのか? そのルーツと共に、店づくりのノウハウ、接客への思い、成功哲学を知ることができます。
ホルモンしま田の世界一わかりやすい 肉の学校
『ホルモンしま田』の美味しさの秘密を解説した一冊。秘伝の漬け込みだれや、個性豊かな肉のつけだれアレンジ、肉の選び方、定番料理、保存食、世界の肉料理の作り方を紹介しています。「おうち焼肉」の解説書ではありますが、名店の調理アイデア・テクニックを学ぶにも◎。
炭火焼肉トラジの焼肉料理の技術
首都圏を中心に人気を博す『トラジ』。同店の人気メニューレシピや調理テクニックを余すことなく詰め込んだ一冊です。97品、130種類の料理を紹介しているほか、肉のカッティング、仕込み、オリジナルメニューのポイントも解説。
焼肉店のメニュー開発に役立つ本
肉を提供するだけではなく、多様なメニュー展開で人気を博している焼肉店も多くあります。メニュー開発に役立つ本たちは、こちら。
究める焼肉の技術、焼肉店
焼肉はシンプルでありつつ、肉の選び方や調理方法を追求すればするほど、奥深い料理。だからこそ、各店の個性や技術が光る料理でもあります。本書は、人気焼肉店の技術とメニューアイデアを徹底解説した一冊。「カルビ」「ロース」「ハラミ」などの各部位の商品化術からコース料理の展開、一品料理のアイデアまで、多面的に焼肉店のノウハウを紹介しています。
新版 ホルモンメニューBOOK
焼肉店でも人気のメニュー「ホルモン」。本書は、そんなホルモンの調理方法やメニューアレンジに特化した一冊。焼肉店はもちろんのこと、居酒屋やバーなど、多様な業態で提供されているホルモン料理を140種類以上紹介しています。
焼肉店は仕入れや部位の選び方、サブメニューの充実など、究めれば究めるほど面白い業態と言えるのかもしれません。人気店の技術やメニューアイデアを参考にしつつ、開業準備や経営戦略立案を行ってみてはいかがでしょうか。
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