スタッフや社員を取りまとめ、成果を上げられるように努める「マネジメント」。お店や会社を経営するうえで欠かせない手法でありながら、実態をつかみにくく、何から手を付けて良いかわからない人も多いのではないでしょうか。
マネジメントとは何か、どんな知識を身につけ、実践すれば良いのか? 小さなお店・会社で役立つ、マネジメントについて学べる本をまとめました。
マネジメントの基本を学べる本
まずはマネジメントの基本のキから。考え方や基礎知識を学べる本はこちら。
マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識
マネジメントをする立場になったらまず、読んでおきたい一冊。時代や国を超えて、普遍的に通用するマネジメントの極意をまとめています。マネージャーはどんな心構えを持ち、どんな業務を実践し、どのように成長していくべきなのか? 管理職が知っておきたい基本を網羅。
急成長を導くマネージャーの型 ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン”なマネジメント
いいサービスや商品をより大きく成長させるためには、「マネジメント」の力が欠かせない? 本書では経営の中でのマネージャーの役割を明確にし、フレームワークを用いてマネジメントを行う手法を解説。センスや経験に頼らない、再現可能なノウハウを紹介しています。
新版 ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント
マネジメント=「管理すること」ではなく、メンバーそれぞれの強みを活かし、価値ある成果を生み出す、つまり「創造すること」……本当のマネジメントを実践するためには何を考え、どう動くべきか? マネジメントの父・ドラッカーの理論から、その極意を紐解きます。
マネジメントの具体的なテクニックを学べる本
マネジメントの手法は実に多様。その中でも、特に具体的なテクニックを学べる本たちはこちら。
マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力
スタッフにやりがいを持って働いてもらうにはどうすれば良いのか? 評価制度の充実や目標設定、インセンティブ設定などさまざまにありますが、本書ではその一つとして多くの人が見過ごす「小さな進捗」に注目。スタッフたちがやりがいのある仕事を少しでも進められるよう、日々「進捗を支援する」重要性とその方法を解説しています。
3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術
マネジメントなんてよくわからないし、学ぶ時間もない……そう悩んでいる場合は、まず3分だけでも、スタッフと話す時間を作ってみてはいかがでしょうか。本書ではマネジメントの一手として、いつでもどこでもすぐにできる「3分間コーチ」を提案。具体的な手法はもちろん、3分の会話がもたらす意外な効果や実践することの意義なども丁寧に解説しています。
「紙1枚!」マネジメント あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す
部下にあなたの考えをわかってもらい、自主に動いてもらうためには、思いを「言語化」「視(み)える化」することが大切に。そこで本書では、紙一枚のみを活用し、言語化・視える化を実践するためのテクニックを解説。紙一枚でできる多様なフレームワークを紹介しています。
従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント
部下や社員のために頑張っているつもりでも、なかなか定着しない、すぐ辞めてしまう……そんなときは、「人」ではなく「スキル」に着目してマネジメントを行うのが良いかもしれません。本書は、スキル管理によるマネジメントの仕組み化を提案。人の力に頼り過ぎない手法で従業員のエンゲージメントを高めるテクニックを解説しています。
飲食店のマネジメントに役立つ本
人手不足、離職率の高さなど、人材にまつわる課題が多い飲食業界では、マネジメントの力が特に重要に。飲食店のマネジメントに特化した本たちは、こちら。
採る・育てる・定着させる これからの飲食店マネジメントの教科書
なかなかいい人材を採用・育成できない……もしかすると、その手法が間違っているのかもしれません。本書は過去の飲食業界におけるマネジメント手法の課題を取り上げ、これからの飲食店経営で知っておきたい採用・育成方法を解説。コミュニケーションの取り方、目標設定方法など、具体的な手法を丁寧に解説しており、すぐに役立つアイデアを学べます。
飲食店経営 “人の問題”を解決する33の法則
売上が上がらない、資金繰りに困っているなど、飲食店の悩みはさまざまにありますが、本書によると、それらのほとんどが「人の問題」に起因しているのだとか。そんな飲食店経営者が悩み続ける人の問題を、仕組みで解決するノウハウを解説。精神論・根性論に頼らない、理論的な手法を学ぶことができます。
小さなお店や会社の経営にとって、人、そしてチームの力は非常に大切。だからこそ、彼らの能力を最大限に生かすための「マネジメント」が重要な役割を果たします。まずは手に取りやすい情報から学び、少しずつノウハウや手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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