少数精鋭のお店や会社は特に、一人一人の作業や業務が盛りだくさん。「上手く効率化して、生産性を高めたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
ふだんの業務の生産性を向上し、効率化するには、どんな考え方や対策が必要なのか? 小さなお店、会社が知っておきたい「生産性向上」に役立つ本をまとめてみました。
生産性向上に必要な考え方を学べる本
生産性を高めるためには、どんな思考を大切にすべき? 考え方を学べる本たちは、こちら。
世界一流エンジニアの思考法
アメリカマイクロソフトの現役ソフトウェアエンジニアによる、生産性を高める思考法をまとめた一冊。一流エンジニアたちはどのような思考で仕事をしているのか? 彼らのマインドセットや情報整理術、コミュニケーション術に至るまで幅広く解説しています。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
膨大なやりたいこと・やらなければならないことから「本質的要素」を見極める「エッセンシャル思考」を提案。物事を取捨選択する重要性を説き、今必要なことを見極めるための考え方や実践方法を紹介しています。
WHITE SPACE ホワイトスペース―仕事も人生もうまくいく空白時間術
生産性向上に必要なのは「戦略的小休止」? 本書では、忙しい中でもあえて「ホワイトスペース(空白時間)」を作ることの大切さを提案。スペースがもたらす恩恵をたっぷりと紹介しつつ、スペースを作るためのステップや実践方法を解説しています。
SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる
効率化には同時に複数のことをこなす「マルチタスク」が欠かせない……本当にそうでしょうか? 本書ではマルチタスクの真逆、一点のみに集中する「シングルタスク」がかえって生産性を高めることを主張。やることを絞り、脳の集中力を高める手法を紹介しています。
最高の脳で働く方法 Your Brain at Work
たくさんの仕事を一気に処理するには、残念ながら限界があります。本書はそんな限界を「脳の仕組み」から紐解き、その中でできるだけ集中し、最高のパフォーマンスを行うにはどうすればよいかを解説。エミリーとポール、二人の物語を通して、ビジネスで起こり得る課題と対処法を紹介していきます。
デジタルによる業務効率化・生産性向上を学べる本
業務効率化・生産性向上の話題には欠かせない「デジタル」の存在。どのように飲食店の業務改善に活かせばよいのでしょうか。デジタル活用に役立つ本たちはこちら。
最強のシステム~店舗運営のムリ・ムラ・ムダをなくす
店舗運営の業務改善に特化した一冊。改善、生産性アップの一手として「作業と従業員の適切なマッチング」を提案し、それを実行するための考え方やシステムの導入方法を解説しています。実際に業務改善に成功している企業の事例も掲載。
データを使って利益を最大化する 超効率経営
データを活用して効率化する……というと難しく聞こえるかもしれませんが、どんな企業、もちろん飲食店にも、眠っているデータはあるもの。本書はそれらを集め、分析し、活用するポイントを解説。ビッグデータがなくても、今あるデータで利益を最大化する手法をまとめています。
業務改善による効率化・生産性向上を学べる本
「今の業務を見直して改善したい」と考える人におすすめの、業務改善ノウハウを学べる本たちは、こちら。
業務改善の問題地図 ~「で、どこから変える?」~
改善したい気持ちはあるのに、どこから手を付けていいかわからない……そんなときは、現状を整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。本書は組織によくある業務改善の問題と、それを解決するためのアイデアを多数掲載。その場しのぎにならない、根本からの業務改善を目指した一冊となっています。
努力に逃げない「これからの組織」を作るオペレーション科学
飲食店の生産性改善に尽力してきたトリノ・ガーデン(株)による、オペレーションを語り尽くした一冊。「必要なのは努力ではなく工夫」であると提言し、その工夫として「オペレーション」を改めて見つめ直してみよう、と提案。オペレーションを分析、設計、改善、活用していくにはどうすべきか、あらゆる角度から解説しています。
なぜ、おばちゃん社長は「無間改善」で利益爆発の儲かる工場にできたのか?
「安全」と「無駄の根絶」をとことん追求することで、飛躍的な生産性アップに成功した工場の物語。無駄を排除する、もったいない・新しい技術に疎いからといって古い機械や技術を使わないという考え方などは、どの業界にも通じるもの。オペレーション改善・効率化のヒントとなるのではないでしょうか。
チームの生産性をあげる。――業務改善士が教える68の具体策
チームのムダを減らすために、作業時間や残業、会議を減らす……と、起こってしまうのはチームのコミュニケーション不足。それは却って、生産性を下げる原因にもなりかねません。そこで本書では、「ネガティブな仕事」を減らし「ポジティブな仕事」を増やす具体的な手法を解説。チームの業務改善に必要な68のポイントを紹介しています。
業務効率を高め、生産性をアップするための考え方や手法は、多岐に渡ります。ただし、各お店や会社によって、適切なやり方は異なるはず。さまざまな情報を参考にし、自店・自社にふさわしい方法を模索してみてください。
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